ウォッシャブル全裸

this is my life

”サンタさんへ”について

 拝啓、サンタクロース氏。

 今年の日本は暖冬ですが日本海側や北海道ではかなり雪が降っています。この間、札幌で大変な爆発事故がありましたが、日本はおおむね平和です。ノルウェーとかスウェーデンにお住いのサンタクロース氏はいかがお過ごしでしょうか?

 あなたが12月24日の夜に現れなくなってからもう10年あまり経とうとしています。はてなブログは90日更新が無かったら全然関係ない広告が自分のサイトに貼られるのに、あなたはもう10年も私にプレゼントの更新をしていません。どういうことでしょうか。サンタクロース氏は全ての子どもたちに夢とプレゼントを配る魔法おじさんではなかったのですか? 日本では20歳までは子どもです。まあ選挙での投票はもう出来ますが、選挙で投票できることが大人の証拠ではないと思います。

 確かに、子どもは自分で働いてお金を得ることが出来ないため、欲しいものを無償でもらえるという超福祉的サンタシステムを享受することに何の異議もありません。素晴らしいシステムですよね。でもその期限が小学校高学年で切れてしまうという事には、大いに反対しています。10代後半の専門学生だからってお金があるわけではありません。むしろ無いです。お金は年をとればとるほど無くなるものなのです。大金を持てない子どもへの、年に一度の超福祉が、なぜ私にも適用されないのか……とても疑問です。

 しかしサンタクロース氏ばかりを責めるのも間違いですね。私はここ数年、「クリスマスなんて子どものやることやん」などと述べてクリスマスイブを無視してきました。もしかしたらそれが原因でサンタクロース氏は私にプレゼントを届けに来なかったのかも、と大変反省しています。なので今年は、「年内に無償で欲しいものリスト」をきちんと作成しておこうと思い、このように手紙を書いた次第です。

 以下、「年内に無償で欲しいものリスト」の中身になります。

 

 

 

 

 

1.星野源『POP VIRUS』

www.hoshinogen.com

 ホントに欲しすぎて頭おかしくなっています。このブログ書いているのも9割これのせいです。星野源の3年ぶりのアルバム、ポップウイルスです。昨日発売したてホヤホヤ。

 私は昨日、バイト先でお給料をもらって、新宿で課題の材料を買うつもりで山手線を降りました。世界堂へは南口から出るのが一番近いのです。ですが世界堂へ行く前に、「あ、今日は星野源が3年ぶりにアルバムを出したな」と思い出して、南口すぐ傍のタワーレコードに行きました。それが間違いでした。思えばタワレコに行く前、いかにも宗教活動をしているお姉さんから声をかけられてどこかに連れていかれそうになったのは、私がこのアルバムの初回限定版の在庫を見てしまうのを防ぐための、未来からの警告だったのかもしれない。

 私がなぜこのCDをこんなに欲しがっているのか? 理由は4つ、 

星野源の作った音楽がたくさん入っているCDだから

宮野真守星野源がワチャワチャしている映像がたくさん入っている特典があるから

星野源が楽器を演奏している室内ライブ映像がたくさん入っている特典があるから

星野源が書いたエッセイがついてくるから

 実に単純明快ですね。書いていて気持ちがよいです。要するに私はこの1年で星野源というクリエイターに魅了されてしまったのだ。それはあの時、コーチャンフォーで『蘇る変態』を立ち読みしたときから、あるいは専門学校の友人で熱烈な星野ファンから『YELLOW DANCER』を借りた時からかもしれない。朝ドラの主題歌を星野源が担当したから、あるいはあさイチのプレミアムトークに出演したときから、もっと言えば昨年年末にチラ見した『逃げるは恥だが役に立つ』の平匡さんを認識してしまった時からかもしれない。

 欲しいな~このアルバム。できれば初回限定A盤で。Blu-rayディスクの特典が付いてくるやつで。

 

 思えば今年1年、最もお世話になったクリエイターは星野源かもしれない。

 授業が夕方に終わって、いつも一緒に帰る友達と時間が合わず、1人で原宿駅に向かって帰っているとき、『friend ship』をイヤホンで聴きながら歩いた。

 翌日提出の課題がまっさらだった日曜の夜、ひたすらケント紙にアクリルガッシュを塗る手元で『夜』を流した。

 アイデアが出なくてどう考えても詰んだ日の朝、『ドラえもん』を電車の中で聴いて漠然と何とかなる気がした。

 逆に課題が終わってクソ楽しい日の朝の駅前で『アイデア』を流し、気持ちが落ち込んで何もできない日に『地獄でなぜ悪い』を聴き、特に理由は無いけど『時よ』とか『桜の森』とかを無限に聴いていた。『crazy crazy』は特にお気に入りだ。

 友人に布教されて『星野源オールナイトニッポン』の宮野真守ゲスト回とか、アルバム発売直前回とか、色々聴いた。宮野真守回は最高だったし、宮野真守の良さを引き出す星野源という男に心底惚れた。

 だからこの星野源と共にあった1年になんとかして対価を払いたいのだ。私はこのアルバムが欲しい。星野源が作った音楽だから欲しいのだ。1人のクリエイターに対してこれほどまでに傾倒してしまえるのは滅多にない事だ。この人が作ったこれだから欲しい。ファンにそう思わせることの難しさは、一度でもクリエイトの世界に足を入れたことのある人なら分かるはずだろう。

 

 そんなに好きならなんで自分のお金で買わないの? という疑問が湧くのは当然ですね。その答えはリストの2をご覧ください。

 

 

 

 

 

2.Rodeo Crowns のコート

www.ec-store.net

 どうだろうか。どうだろうか! このコートのすばらしさ。これを着たらマジで無敵になれる気がします。確かに試着したとき、やや丈が長すぎたのは認めよう。オーバーサイズを着るとオーバーオーバーサイズくらいになってしまい、「布団を着ているんですか?」という勘違いを生みかねないのも認めます。しかしこのコートは最強(さいつよ)です。なぜなら裏地がスーパーオシャンティだからです。はやくリンクを踏んで画像をめくってください。この裏地のせいで、私は1か月苦しめられています。

 欲しい!と心底思った。渋谷109に新たなるアウターを求めて立ち寄ったものの、どいつもこいつも男ウケの高い服しか販売していないのがとても腹立たしく、エスカレーターを上がるごとに苛々していた。どこもかしこも、流行りのデザインでなければ売っていない。柄と素材を変えただけの服たちがどこまで行っても並んでいる。私がもう少し野蛮人だったら暴れ散らかしてセシルマクビーの服を全部燃やしたかもしれない。そんな中、ふっと目についたのがこのコートだった。

 ……試着までしたのに、値札を見たのが最後だったのがいけなかった。コートなら8000円くらいで買えるやろ、くらい思っていた。普通に予算の倍だった。渋谷は、東京は厳しいのだ。生半可な気持ちで生きていると値札に轢殺されるのだ。

 オーバーサイズだって流行りものじゃないか、結局お前は流行りに流されているのだ!と気づいた方はすみやかに逝去してください。

 

 

 

3.日本銀行券 日本銀行券 - Wikipedia

おかね

 もう、つまるところ、こういうことだ。何の捻りも無くなってしまい大変申し訳ないです。だけど結局こういうことでしょ? 資本主義社会に生きている以上この紙から逃れられないのだ。これがあれば大体の物事は解決する。ヒトが知性を得て社会の原形を築いたとき、隣のムラを発見し、社会を発見したとき、貝殻と野菜を交換したときからヒトはこのシステムに束縛されたのです。超福祉サンタシステムによって無償で与えられたい。労働の尊さとかよくわかんない。やはり無償で与えられるべき究極の物体はこれしかない。

 別に100枚くれとか1000枚くれとか、そんな無理を言っているのではないです。5枚くらいあれば十分すぎるくらいなんです。

 

 ……などと述べていますが、実際に労働してお金をもらった事がある人は、この紙を5枚程度いただくのにどれほど苦労しなくてはいけないか、良く分かると思います。私も分かります。なのでこの話はここらへんでやめておきましょう。

 

 

 

4.国家 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6

 

 お金をタダで頂こうなんて労働者に対する冒涜かつ暴論です。なのでここは『国家』でどうでしょうか。国家があればそもそもお金なんて無くても、自分が法であり自分が権力なので、何も問題ないです。もっと言えば、そもそもサンタクロースにプレゼントをもらえる年齢を憲法で70歳くらいまでにしたらいいのではないでしょうか?

 自分が天才すぎてビックリしました。やはり、クリスマスプレゼントには国家をもらうべきだと思います。

 

 

 

 

5.健康

 いまメチャクチャに咳風邪をひいているのですが、ここ3週間くらい治りません。こんなクソブログを書いている場合じゃないです。早急に何とかしたいです、ガチで。

 

 

 

 以上、年内に無償で欲しいものリストでした。どうぞ、今年の24日にはこのリストにある物のなかから1つ選んでもらって、私の枕元に届けてくださるとうれしいです。トナカイさん用の人参とサンタクロース氏へのクッキーとミルクを用意してお待ちしています。

 

敬具

 

 

 

 

 

追伸

やっぱり星野源のアルバムは自分で買います。